2017/03/22

増え続けるギガ・メガファーム

 出荷乳量10万㌧超のスーパーギガファーム誕生も間近

 

日本の酪農現場では、国際化を見据え、酪農家の規模拡大が進んでいます。年間出荷乳量が1000㌧を超える「メガファーム」が増えており、たとえば北海道のメガファーム数は816戸と、この10年で1.5倍に拡大しました(数字は2015年時点。以下同じ)。

全国のメガファームの出荷乳量をみると、3000㌧以上は155戸(北海道93戸、都府県62戸)。このうち7000㌧を超えるのは30戸で、「ギガファーム」と呼ばれる1万㌧超の巨大牧場も14戸(北海道5戸、都府県9戸)に上ります。日本1の酪農家は茨城県の法人経営で、年間約5万㌧(グループ全体では7万㌧超)もの生乳を出荷しています。

北海道のメガファームは、共同経営体が多いのが特徴です。昭和60年代に入ってかつて投資した施設が老朽化し、規模拡大には多額の費用がかかるのと、国際化の進展を見据えて複数の酪農家が共同経営による大型化を目指したものです。農協自らが牧場経営に乗り出す農協出資型のメガファームも増えています。

一方、都府県のメガファームは農協に頼らず、自らのリスクで規模拡大を進める傾向があります。共同経営が多い北海道と違い、1戸法人が多いことや肉牛経営からの参入が目立つのも大きな特徴です。これは、肉子牛の確保を乳牛に託すのが目的の一つとなっています。

北海道・都府県それぞれで発展を続けるギガ・メガファームですが、こうした大規模化は今後、さらに加速する見通しです。近い将来、年間出荷乳量が10万㌧を超える「スーパーギガファーム」の誕生も確実視されています。

当社では、こうした国内の生乳生産の実態を読者に伝えるため、北海道と全国のギガ・メガファームの協力を得て「出荷乳量ランキング」を毎年、紙面に掲載しています。

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